眼精疲労のお話②

こんにちは、院長のヤスユキです。

今回は『なぜ目は疲れるのか』について話します。

 

目とは外界の情報を脳に伝える器官です。

正常に情報を伝えるため、脳神経が目の運動器官や栄養器官、

保護器官を支配して機能させます。

 

脳神経とは脳から直接出る12本の末梢神経をいいます。

目が正常に機能するためにはそのうち6本使います。

視神経(Ⅱ):目からの情報を脳へ伝える

動眼神経(Ⅲ):まぶたの運動や眼球の運動に関与する筋肉4/6を支配。

焦点を合わせたり、強い光に対して瞳孔を調節したりします。

滑車神経(Ⅳ):眼球の運動に関与する筋肉1/6を支配。

三叉神経(Ⅴ)の枝、眼神経:眼球の栄養、皮膚、眼球、涙腺の感覚を支配。

外転神経(Ⅵ):眼球の運動に関与する筋肉1/6を支配。

顔面神経(Ⅶ):目の周りの眼輪筋など表情筋の支配、涙の分泌を行う。

 

このように、目を使うには多くの脳神経が関与し、使い過ぎれば脳も疲労し鈍くなり

目の疲れとして感じるのです。

それに加え、猫背で顎を突き出すような姿勢でテレビやパソコンを長時間見たり、

下を向いて長時間スマホを見ていると、首の後ろの筋肉や肩の筋肉、後頭部の筋肉の血行が

悪くなり頭痛や肩こりの原因になります。